おおお、すごい! あの小ささなのに。カヤネズミの場合、幼獣期には脛骨と腓骨のくっつき度合が高いが、成長にともなって両者の分離が進むということなのですね。個人的には驚きの結果です。カヤネズミは胎児期には脛骨と腓骨が分離しているが、幼獣期に次第にくっつき、そのままの状態で成獣になったと想像していました。カヤネズミ幼獣の四肢の発達その他を調べた学位論文では、「発達が最も早期に始まった運動能力は手足の把握」であり、「8日齢個体のほぼ10分の1が垂直棒を登ることができた」そうです。(石若礼子 1999)。これはホネの発達と関係してるのでしょうね。何事も実際に確かめないとダメですね。
2015年5月4日 9:03
bluetittitさんへそうです。カヤネズミの幼獣期には脛骨と腓骨の癒合度合が高いが成長に伴って分離すると考えられます。しかし、胎児期の初期には脛骨と腓骨は分離している可能性があります。というのは、爬虫類でも脛骨と腓骨が分離しているので、分離しているのが祖先型だと考えられるのです。でも、胎児の骨を見るのはぼくがやっているような腐らすやりかたかたではダメですね。このカヤネズミ幼獣の下肢は他の部分と共に再び水に浸けております。
2015年5月4日 10:21
脛骨と腓骨の関係、おもしろいです。先日、大阪自然史博物館で開催中のスペインの恐竜展を見たのですが、確かに脛骨と腓骨はきれいに分離していました。恐竜には獣型とか鳥型とかいろいろグループがあったようですが、脛骨と腓骨に注目してみるとひょっとして違う進化の跡などが見えてくるかも…しれませんね!?
2015年5月4日 10:47
bluetittitさんへぼくが脛骨と腓骨の関係に興味を持ったのはシカの後脚を拾ってからです。大腿骨・脛骨や踵骨や距骨はあるものの腓骨が無かったので、拾い忘れたと思ったのです。シカやカモシカには腓骨がないが、イノシシにはちゃんと脛骨と腓骨は分離して太い腓骨があるし、ウサギやネズミたちは脛骨か腓骨が枝分かれしたようになる。一方、サルやタヌキ、アナグマ、イヌ、ネコたちにはしっかりした腓骨があります。形態学ではすでに明らかな事ですが、ぼくにとっては新たな知見でなんだか鬼の首でも捕ったように嬉しかったものです。しかし、紹介された金子之史さんの論文を読んで刺激を受けました。ハタネズミ亜科は恥骨結合していないことも、ぼくとしては不思議に思っていたことを地中生活の適応として説明してくれたので、納得です。それに恥骨と坐骨、腸骨が癒合した寛骨や仙骨の形状も面白いです。それ、性別を同定できるなんて凄いです。
2015年5月4日 11:21
投稿者: fukuda, fumio、時刻: 7:49 、日付: 2015/05/04
"カヤネズミの幼獣の脛骨と腓骨は? How about the tibia and fibula of a infant harvest mouse?"
4 コメント -
おおお、すごい! あの小ささなのに。
カヤネズミの場合、幼獣期には脛骨と腓骨のくっつき度合が高いが、成長にともなって両者の分離が進むということなのですね。
個人的には驚きの結果です。カヤネズミは胎児期には脛骨と腓骨が分離しているが、幼獣期に次第にくっつき、そのままの状態で成獣になったと想像していました。
カヤネズミ幼獣の四肢の発達その他を調べた学位論文では、「発達が最も早期に始まった運動能力は手足の把握」であり、「8日齢個体のほぼ10分の1が垂直棒を登ることができた」そうです。(石若礼子 1999)。これはホネの発達と関係してるのでしょうね。
何事も実際に確かめないとダメですね。
2015年5月4日 9:03
bluetittitさんへ
そうです。カヤネズミの幼獣期には脛骨と腓骨の癒合度合が高いが成長に伴って分離すると考えられます。
しかし、胎児期の初期には脛骨と腓骨は分離している可能性があります。
というのは、爬虫類でも脛骨と腓骨が分離しているので、分離しているのが祖先型だと考えられるのです。
でも、胎児の骨を見るのはぼくがやっているような腐らすやりかたかたではダメですね。
このカヤネズミ幼獣の下肢は他の部分と共に再び水に浸けております。
2015年5月4日 10:21
脛骨と腓骨の関係、おもしろいです。先日、大阪自然史博物館で開催中のスペインの恐竜展を見たのですが、確かに脛骨と腓骨はきれいに分離していました。
恐竜には獣型とか鳥型とかいろいろグループがあったようですが、脛骨と腓骨に注目してみるとひょっとして違う進化の跡などが見えてくるかも…しれませんね!?
2015年5月4日 10:47
bluetittitさんへ
ぼくが脛骨と腓骨の関係に興味を持ったのはシカの後脚を拾ってからです。大腿骨・脛骨や踵骨や距骨はあるものの腓骨が無かったので、拾い忘れたと思ったのです。
シカやカモシカには腓骨がないが、イノシシにはちゃんと脛骨と腓骨は分離して太い腓骨があるし、ウサギやネズミたちは脛骨か腓骨が枝分かれしたようになる。一方、サルやタヌキ、アナグマ、イヌ、ネコたちにはしっかりした腓骨があります。
形態学ではすでに明らかな事ですが、ぼくにとっては新たな知見でなんだか鬼の首でも捕ったように嬉しかったものです。
しかし、紹介された金子之史さんの論文を読んで刺激を受けました。ハタネズミ亜科は恥骨結合していないことも、ぼくとしては不思議に思っていたことを地中生活の適応として説明してくれたので、納得です。
それに恥骨と坐骨、腸骨が癒合した寛骨や仙骨の形状も面白いです。それ、性別を同定できるなんて凄いです。
2015年5月4日 11:21