tag:blogger.com,1999:blog-268344902008-07-17T09:13:59.407+09:00(有)YAB建築・音響設計(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comBlogger51125tag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-21588467679289772162008-07-11T22:57:00.001+09:002008-07-11T22:59:24.173+09:00NHK「日本の伝統芸能 歌舞伎入門(1)「歌舞伎という異空間、その魅力」」を見てNHK教育テレビ朝の5:30からの30分番組です。<br />7/8はアナウンサーとゲストで俳人の黛まどかさんが、歌舞伎座を紹介し、続いて唐破風の屋根をくぐり、楽屋で片岡仁左衛門と対談をしました。楽屋は、和風旅館のような、床の間がある和室でした。<br /><br />片岡仁左衛門が、もっとも緊張する劇場がこの歌舞伎座だそうです。メジャーということも有りますが、先人たちのぬくもり、先人たちの舞台の積み重ねがあるからと話していました。<br />日本には様々な劇場があり、そこでも緊張していないというわけではないと説明しながら、四国金毘羅の金丸座の紹介になり、そこは観客と舞台が一体化していること、観客が120%楽しみに来ているところなので、俳優も観客から影響を受けるといっていました。また木造で音が外と通通なため、楽屋にいると、鶯の声が聞こえてくると。これは気持ちがいいのでしょうね。そういえば四国金毘羅大芝居は例年4月に行われています。<br /><br />歌舞伎は季節感が重要で、昔は冷暖房が無かったので、夏には夏の芝居、冬には冬の芝居を行っていたそうです。その中で、音が重要な役割をしていると言われていました。<br />舞台が開く前の柝の音、効果音は全て生音を使っていて、俳優と動きをあわせていること、<br />また歌舞伎のオーケストラピットである黒御簾を中の紹介し、歌舞伎の音楽は黒御簾音楽と言われているといった<br /><br />スタジオでは、雨の音、雪の音、川の音、幽霊の音を紹介、雨の音は大阪と関東は違うようで、関東の雨は大太鼓で表現し、大阪の音は小太鼓で、高い音をだして表現するそうです。これは傘の張りが大阪の方がピンと張っているからだそうです。繊細なこだわりを感じます。川の流れの音も大太鼓で表し、そこに三味線がはいると舟の往来の表現になるそうです。<br /><br />「音色」という言葉は、音に色を感じる日本人の独特の感じ方を表していると片岡仁左衛門は言っていました。音響技術者が実験に使う、ホワイトノイズもピンクノイズも西洋で音を色に例えたものではありますが、ただし自然の音となると感じ方は大きく違うようです。<br /><br />歌舞伎は400年間続いた江戸時代の世界の異空間であり、それを勉強のためにではなく、体験するために劇場に来てほしいと言っていました。<br /><br />歌舞伎界では、歌舞伎座と木造芝居小屋である四国金毘羅金丸座の存在が大きいことがわかりました。特に現代の我々にとっては、この金丸座は『現代の劇空間』として、見直す必要があると思っています。<br /><br />今年の夏、JATET建築部会木造劇場研究会と全国芝居小屋会議および神奈川大学寺尾研究室と共同で、金丸座を含むいくつかの芝居小屋の音響調査を行う予定です。音響技術という観点からも木造芝居小屋の良さを発見していくつもりでいます。<br /><br /><br />また7/7の12CHの夜のテレビ番組ワールドビジネスサテライトでは、音による商品の差別化の話がされていました。カメラのシャッターの音、化粧品のコンパクトの開閉音などで、高級感や一体感などが表現されているようです。日本人の独特の音に対する鋭い感覚も商売のネタになっているようです。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-56983142626435900502008-07-07T17:43:00.000+09:002008-07-07T17:44:32.190+09:00杉田劇場で『モンゴルの風コンサート』を聞きました6月21日(土)<a href="http://www.sugigeki.jp/">杉田劇場</a>で、馬頭琴のコンサートを聴きました。<br />演奏は内モンゴル出身のリポー(李波)さんです。1995年から日本に住んで活動を続けてこられ、また昨年からはワシントン大学の民俗音楽科で指導されるためアメリカに滞在されています。モンゴルと比べ、日本とワシントン州は緑が多くとてもきれいだとおっしゃっていました。リポーさんのモンゴルの家では、羊を何千頭も飼っていたそうですが旱魃で食物の草が枯れ死んでしまったそうです。<br /><br />馬頭琴は、四角い形をした共鳴箱を両足のひざで抱え、棹を立てて演奏します。棹の頭には馬の頭の彫刻がされていて、それで馬頭琴といいます。弦は2弦で、弓も弦も馬の尻尾でできています。音は、ちょっとだみ声のチェロといった感じですが、弾き方もチェロに似た感じです。馬頭琴で演奏される曲には、やはり草原を走る馬の足音を感じます。<br /><br />曲目はモンゴルの曲だけでなく、りんご追分などの日本の曲から、クラシックやチャルダッシュのテンポの早い演奏にも挑戦されていました。バイオリンは4弦、馬頭琴は2弦ですから相当な技術だと感じました。また伝統音楽の楽器であるのに、かなり融通が利くことに驚きました。<br /><br />舞台は、音響反射板を除いた幕設備の状態になっており、残響が短くなります。私も、この状態が馬頭琴の演奏には良いと思って聞いていました。<br />コンサート終了後、リポーさんとお話させていただいた際、馬頭琴の演奏にはどのようなホールが良いですかと聞きましたら、もともと草原で演奏していましたからとおっしゃいました。音楽はその育った環境と一体だと改めて感じた次第です。<br />演奏会では、杉田劇場館長の中村牧さんのピアノ伴奏あり、また小中学生のリコーダーとのアンサンブルもあり、地域に根ざしたコンサートを盛り上げようとの熱意を感じました。<br /><br />7月3日の朝日新聞の朝刊に、モンゴルで暴動とあり、デモ参加者が与党人民革命党の本部を放火し、隣接する文化センターにも延焼、入居する馬頭琴交響楽団の事務所が襲われ、馬頭琴も壊されるか、盗まれるかしたと書かれていました。原因は総選挙への不満、ガソリンの値上げなどの物価高、汚職、貧富の格差の拡大への不満と書かれています。貴重な楽器や楽譜が奪われてしまったことは非常に残念です。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-39652589067597901492008-06-13T16:02:00.005+09:002008-06-13T16:16:44.062+09:00「音律と音階の科学」小方 厚著 を読む<a href="http://www.amazon.co.jp/%E9%9F%B3%E5%BE%8B%E3%81%A8%E9%9F%B3%E9%9A%8E%E3%81%AE%E7%A7%91%E5%AD%A6%E2%80%95%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%9F%E2%80%A6%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%A6%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%8B-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-1567-%E5%B0%8F%E6%96%B9-%E5%8E%9A/dp/4062575671">「音律と音階の科学」―ドレミ…はどのようにして生まれたか」</a>を読みました。<br /><br /> 音響技術者は日常的に周波数分析を行います。私も音響設計という仕事柄、周波数と音楽のドレミの関係は興味があり、その起源についてなど音楽家と話し合うことがよくあります。ドレミがピアノの白鍵、黒鍵合せて12音の平均律であることは、今では当たり前のことです。ですが、その12音はどうして選ばれたのか?いつ誰がどのような方法でオクターブを分割したのか?どのように世界に広まっていったのか?ということについては、一般にはほとんど知られていません。<br /> この本は、そのような疑問について解き明かそうという本です。著者は音楽を趣味とする物理学者であり、音律の起源について物理学や数学の視点から説明されています。内容を簡単にご紹介するとともに、音響技術者としての視点から感想を述べたいと思います。<br /><br /> イルカや小鳥など動物は連続的に音高を上下させて意思を疎通しているというが、人間の音楽が使う音の高さはドレミ・・・とデジタル化されている。ただし、他の多くの民族音楽では、音の高さはそれほど厳密に決まってはいない場合もあるが、近代西洋音楽の究極の姿であるクラシックでは、100人のオーケストラが美しいハーモニーを奏でるための基礎としてドレミが存在するとあります。<br /><br /> そのドレミは現在平均律で調律されているが、調律は技術的に困難であったため、実際に平均律が普及したのは19世紀後半と、音楽の歴史の中では新しいものだそうである。<br />ドレミの起源は古くはピタゴラス(BC550年ごろ)にさかのぼることが出来、ピタゴラス音律の基本は、まずオクターブを一目盛としていることである。2つの一弦琴を、ひとつを開放弦、ひとつを弦長の1/3の位置に分割して同時に弾くと、2音が心地よく響くことを発見し、またその場合1/3に分割した琴のどちらを弾いても開放弦と美しく響きあうという。そこから、オクターブを分割するのに、1対3と1対2の周波数比を組み合わせて協和音を探して作ったとある。ピアノの鍵盤のオクターブが黒鍵5個、白鍵7個の計12個に分割されているが、この12の基はピタゴラスによるものだそうだ。8~9世紀に成立したグレゴリオ聖歌に、このピタゴラス音律をみることができるそうである。<br /><br /> しかしピタゴラス音律ではCとEが不協和音になる問題があり、それを緩和するために主音に対して5/4倍という周波数比を持つ音に置き換える純正律が生まれた。それにより、複数の旋律を同時に進行できるようになる。この音律はギリシャのプトレマイオス(2世紀)には数学的にとらえられていたが、純正律として音律の形で登場させたのはスペインのバルトロラメ・ラモスで、15世紀後半であると書かれている。<br />以下ピタゴラス音律と純正律を比較表とした。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/SFIdX5MtL9I/AAAAAAAADak/HQFsiDPdDLc/s1600-h/%E5%9B%B31.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/SFIdX5MtL9I/AAAAAAAADak/HQFsiDPdDLc/s400/%E5%9B%B31.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5211260015149395922" /></a><br /><br /> この純正律は、『響きの考古学』(藤枝 守著)には、十字軍の遠征で、アラブなどの東方の文化が入り込むことによって生まれたと書かれている。<br />ギリシャ文化は、アラブで発展しており、ウードの名手であるアル・ファーラビー(870頃~950頃)によって『音楽大全』が書かれている。さらにサフィー・アッ=ディーン(1230~1294)により、純正4度の拡張から17律ができ、アラブ音楽の基礎となった。これらの文化が、11世紀に十字軍が回教徒からスペインのトレドを奪回することによってヨーロッパにもたらされ、その際に純正律の考え方ももたらされたというものである。<br />また紀元前からあるケルト人の音楽、純正3度(ドとミ)の甘美な音律がイギリスの作曲家ジョン・ダンスタブル(1390?~1453)によって大陸にもたらされている。中世からルネサンスの幕開けである。<br />このように、音律は非常に科学的に生まれたものであり、また人の移動とともに各地にもたらされ、その土地の文化と融合し、発展していったものであることがわかります。<br /><br /> 純正律には転調ができないという問題があり、そこで考えられたのが、1オクターブの中を正確に対数尺で12等分した12音平均律であるとのこと。平均律は、17世紀以降のヨーロッパで確立し、鍵盤楽器の調律のため、19世紀になって普及した技術であるが、中国では16世紀、明の時代に、また日本では和算家の中根元圭が1692年にオクターブを12乗根に開いて、12音平均律を作る方法を示しているようである。<br />バッハの平均律クラヴィア曲集は、正確には平均律ではなく、ウエル・テンペラメントという音律であるとのこと。<br /><br /> 本著者の音の分析の真骨頂は『不協和曲線』というグラフを表したことであると感じる。この地形図のようなグラフで、心地よい音律が理解しやすくなる。このグラフは、12音平均律でも表現できるし、17音平均律や16音平均律でも計算ができる。これにより、純正律のように響く平均律の分析がされている。<br /><br />最後の章は音律の将来的について考察されている。<br />(1)どのような音高の組み合わせが協和するか(ハーモニー)、(2)どのような音高は時間的に推移していくと心地よく感じられるか(メロディ)について本の前半で語られた。西洋音楽ではこの二つが不可分であるが、西洋音楽とアフリカ音楽が融合したジャズは(2)が(1)に従っている。しかし、高さの異なる音を同時に重ねなければ(1)は問題がなくなり、(2)は自由度を得る、とある。日本の伝統音楽をはじめとして、多くの民俗音楽はハーモニーを無視、ないし軽視しているとのこと。<br />しかしこれらの根拠となった不協和曲線は、1965年の聞き取り調査による分析であり、脳波測定など現代の手法を用いれば当時よりもっと確かなデータが得られるであろうし、それよりも時代による実験結果に違いがあるであろうことに興味がある、と著者は語っている。ガムランのように積極的に不協和音が生み出す『うなり』を楽しむ音楽も存在するし、西洋音楽でも次第に『心地わるい』非協和な響きが受け入れられるようになってきている、とある。<br /><br />最近ドビュッシーの『12の練習曲』を聴く機会がありましたが、確かにそこにその始まりを感じさせます。さらに最近、フランスの現代作曲家メシアンの『幼な児イエスにそそぐ20のまなざし』を聴いた際に、最後の曲でうなりを聴くことが出来ました。とても神秘的な印象があったので意図的と感じましたが、ピアノ演奏なので、本当に意図的かどうかはわかりません。<br /><br />この本は、著者が物理学者のため、音律についてとても論理的に説明されており、音律が世界中で、その土地の楽器で演奏されることを目的に発展してきたことが良くわかります。そして、世界には平均律のようには発展しなかったけれども、心地よい音律も他に数多くあることがわかります。現在であれば、コンピュータによって、たくさんのシミュレーションができそうな気がします。またそれによって、西洋音楽のドレミ・・・ではない、ほかの多くの民俗音楽の心地よさも理解できるようになるのではと思います。明治以降は、日本では西洋音楽が優れているとされ、日本独特の音楽を否定してしまったとも本書は紹介しています。私も含め、団塊の世代以前はそのような学校教育の中で育っています。この本は、改めてそのような考え方を別の視点から捉えなおすきっかけになるのではないかと思いました。<br />最近、渋谷の忠犬ハチ公の広場で、ヴァイオリンによるケルト音楽の路上ライブを偶然2週続けて聴きました。とても心地良い響きでした。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-50071331685372117522008-05-19T12:10:00.004+09:002008-05-19T12:12:03.832+09:00久良岐能楽舞台における中国伝統音楽の公演を聴いてきました5/18(日)に横浜市<a href="http://www.kuraki-noh.jp/">久良岐能舞台</a>で、『中国の伝統音楽』を聴いてきました。<br /><br />久良岐能舞台は、能舞台が和風の木造の建物の中にあり、その中には隣接して茶室も付属しています。さらに、能舞台は畳の和室の中にあり、障子や襖で仕切られています。したがって音響空間としては響きのあまり無い空間となっています。<br />久良岐能舞台はこの冬改修工事を行いましたが、YABは能の音が茶室へ伝搬する音の低減を目的にした遮音対策の検討を担当いたしました。工事は、そのほか舞台の床の改修、湿気対策がされました。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/SDDvylU3IYI/AAAAAAAADSg/4jshB2zbvsM/s1600-h/kuraki.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/SDDvylU3IYI/AAAAAAAADSg/4jshB2zbvsM/s320/kuraki.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5201921221905031554" /></a><br /><br />演奏は、中国の伝統音楽ということで二胡と中国琵琶によるものでした。能舞台の上には赤いビロードの布が敷かれ、演奏はその上で行われました。二胡の演奏は甘建民氏、琵琶は段露晴氏です。甘建民氏は、なんとも優しそうな、そして知的な方で、また日本に留学経験があるとのことで、日本語で曲の説明をされました。今回は、最初に、中国の四川の大地震で亡くなった方、また世界中で亡くなった方の追悼の意を表す曲から始まりました。二胡は憂いを含んだ音が特徴ですが、しかしそればかりでなく、新疆ウイグル地区の民謡 牧羊女のようにヴァイオリンのような美しい感じの曲もありました。<br />中国琵琶は、日本の琵琶のように撥ではじいて音を出す方法ではなく、指に爪をつけ、内側から外側にはじいて音を鳴らすもので、どちらかというと日本の琴のような音の感じです。日本の琵琶の平家物語のようなもの侘しい感じとは違い、とても華やかです。曲目、はシルクロードに沿って、内モンゴルから中国を横断し、中国各地の民謡などを順に披露していただき、空間の広がりとともに日本の音楽とのつながりも感じさせてくれました。演奏終了後に甘建民さんのCDを購入し、サインをしていただきました。その際に、この舞台では演奏しやすかったかと聞いてみましたら、とてもいい空間であったとおっしゃっていました。私もこの能舞台でのコンサートを始めて聞きましたが、中国音楽の二胡、琵琶は聴きやすく、二胡の音は抑揚や強弱がはっきりして、感情が良く伝わってきており、中国琵琶の音は、華やいでとても良かったと思っています。次回の久良岐能舞台の公演は6月15日、韓国の伝統音楽で琴の演奏があります。韓国の琴は生の指で弾きますが、どんな音がするか楽しみです。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-19141809476787080662008-05-09T13:24:00.008+09:002008-05-09T16:52:17.287+09:00第24回四国こんぴら歌舞伎大芝居を観劇しました昨年に引き続き、今年も<a href="http://www.town.kotohira.kagawa.jp/kabuki/">こんぴら歌舞伎</a>を見ることができました。公演は4月5日~23日まであり、私が行ったのは4月の22日および23日の千秋楽です。<br /><a href="http://www.town.kotohira.kagawa.jp/kabuki/24kabuki/syutsuen.html">演目</a>は、22日は午後の部で、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)、供奴、23日は午前の部で双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)、太刀盗人、暫(しばらく)。役者は市川海老蔵を座長とする松竹一座です。<br />22日は升席で、仮花道の脇、舞台と本花道が良く見える場所でした。この劇場は花道が2本あるところが演出上とても有効で、夏祭では役者が両側の花道で会話をし、声は客席の上を飛び交います。<br />海老蔵演ずる侠客団七のなんと格好のいいこと、動きも早く義理から強欲な舅を殺す場面では、取っ組み合いから泥水が飛び散る激しい場面があり、観客はビニルレインコートを着て見ます。唐十郎率いる状況劇場(赤テント)を思い出すほどです。<br />翌日の朝は千秋楽で、舞台の前に役者たちにより餅つきが行われ、観客にふるまわれました。千秋楽は歌舞伎十八番暫です。席は本花道の脇で大変迫力がありました。海老蔵演じる鎌倉権五郎が、暫らくといいながら、私の頭の上をあの大きな袖でかすりながら登場し、悪を懲らしめ退場する際も私の耳元で六方を踏み、にらみながら、花道を通っていきました。とにかく迫力がすばらしく、『夏祭』もそうですが、現代に生きている演劇と感じました。<br />この「暫」は1697年初演だそうです。江戸時代が始まったばかり、歌舞伎も始まったばかりで、勢いも感じられます。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/SCPSYI0HQHI/AAAAAAAADRg/JW-UYI3lFlg/s1600-h/3337%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%82%88%E3%82%8A.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/SCPSYI0HQHI/AAAAAAAADRg/JW-UYI3lFlg/s320/3337%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%82%88%E3%82%8A.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5198229707040440434" /></a><br />仮花道<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/SCPSi40HQII/AAAAAAAADRo/hpd8QIbnC-Y/s1600-h/3346%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%82%88%E3%82%8A.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/SCPSi40HQII/AAAAAAAADRo/hpd8QIbnC-Y/s320/3346%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%82%88%E3%82%8A.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5198229891724034178" /></a><br />餅つきの様子<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/SCPSq40HQJI/AAAAAAAADRw/89ABXWR7gfg/s1600-h/3352%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%82%88%E3%82%8A.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/SCPSq40HQJI/AAAAAAAADRw/89ABXWR7gfg/s320/3352%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%82%88%E3%82%8A.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5198230029162987666" /></a><br />木戸口<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/SCPTSI0HQKI/AAAAAAAADR4/pXDWVJ1DGNQ/s1600-h/3355%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%82%88%E3%82%8A.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/SCPTSI0HQKI/AAAAAAAADR4/pXDWVJ1DGNQ/s320/3355%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%82%88%E3%82%8A.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5198230703472853154" /></a><br />本花道<br /><br />先日、5/ 5(月)にショスタコービッチ作曲のオペラ『ムチェンスク郡のマクベス夫人』の東京歌劇団による公演を、<a href="http://www.sunpearl-arakawa.com/pc/index.html">サンパール荒川</a>で観ました。1932年作曲のもので、筋は『夏祭』と若干似ているところがあり、主人公の女性が、義理の父と夫を殺し、不倫の果てに不倫相手の浮気相手を道連れに自殺してしまうといった激しいものですが、人間の生を感じさせる勢いのある演劇です。ロシア革命直後の雰囲気を感じさせるものですが、ソビエト共産党に批判され終了してしまったものです。オペラと歌舞伎は発生時期がほぼ1600年と同じで、物語の作り方にもまた共通点があるような気がします。<br /><br />市川団十郎と海老蔵は、昨年パリオペラ座で公演をした際に、客席が遠かったと感想を述べていました。やはりオペラ劇場はオーケストラピットがあるために、客席と舞台を隔ててしまい、距離感が生まれます。歌舞伎のように楽団は舞台両脇に半分隠れて演奏したらいいのではないでしょうか。5日のオペラは、吹奏楽器だけは観客席の両脇で演奏しており、それだけでも臨場感が出てきます。舞台と観客席の一体感という観点から見ると、江戸時代の芝居小屋は相当レベルの高いものだと感じられ、それは現代の劇場にも活かせるのではと思います。<br /><br />翌日24日は、瀬戸内海の<a href="http://www.naoshima-is.co.jp/">直島</a>に行き、安藤忠雄の<a href="http://www.chichu.jp/">地中美術館</a>を見てきました。美術館のチケットセンターでは、「美術館は静けさを表現するため、響くように設計されているので、音を出さないようにしてください」といわれました。たしかに美術館に入ると洞窟のように響き、小さな足音や声を意識させ、自然の中の波の音や木の葉のすれる音などのようにざわざわとしたような感じを受けました。静けさの表現もこのような方法も一理あると思いました。この美術館は安藤忠雄の傑作だと感じました。近くにはベネッセハウスミュージアムがあります。ここは小さく窓が開いていたので、鶯の声が気持ちよく館内に響いていました。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-62920795885507736182008-03-07T13:55:00.006+09:002008-03-11T10:50:44.767+09:00川越鶴川座復原にむけJATET木造劇場研究会が川越で開催2月24日(日)、JATET木造劇場研究会が、JATETメンバー、川越蔵の会、近隣住民の方々を交えて川越で行われました。<br /><br />現在は使用されずに廃れている鶴川座の現状見学と、その復原のための調査をされている伝統技法研究会の大平さんと文化財建造物保存技術協会の賀古さんより、調査の途中報告がされました。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R9Xkw-qXC4I/AAAAAAAACmM/Bc3h6QkYogk/s1600-h/IMGP3108.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R9Xkw-qXC4I/AAAAAAAACmM/Bc3h6QkYogk/s320/IMGP3108.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5176294876837776258" /></a><br />       鶴川座内観<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R9Xkq-qXC3I/AAAAAAAACmE/X18DadoczNw/s1600-h/IMGP3105.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R9Xkq-qXC3I/AAAAAAAACmE/X18DadoczNw/s320/IMGP3105.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5176294773758561138" /></a><br />       スクリーン<br /><br />以前、映画館のために改装が施されていますが、その仕上げの裏には、江戸時代からの伝統的な様式を持つ芝居小屋の様子が伺われるようです。このような劇場は関東では此処しかなくなっているようで、大変価値があるように思いました。鶴川座は映画館の時代の意匠に復原する方法と、芝居小屋に戻す方向と二通りがあるようですが、江戸時代の雰囲気を持つ芝居小屋は現在ほとんど無く、鶴川座の存在が非常に貴重であり、また、その芝居小屋の音響的な空間が日本の伝統的な歌舞伎などの芸能文化の音響的な特徴を育てたのではないかという研究を実証する意味で、さらに貴重なものだと感じています。創建当時のままに復元が出来ればすばらしいことだと思っています。<br />復原できた暁には、歌舞伎などの伝統芸能だけでなく、様々なジャンルの芸能、現代演劇や音楽などが活発に公演され、街興しに大きく役に立つと良いと思います。江戸時代の様式を持つ歌舞伎劇場は、舞台と客席が一体となっており、現代演劇にも適した最も新しい現代の劇場であることがわかってきてきます。<br /><br />研究会では、復原にあたっての法律的な問題や、どのような過程で、どのように復原するか、復原後どのように維持活用したらよいか活発な議論がされました。<br />音響的には、現在の屋根が鉄板葺であるために、雨音が大きく(24日当日も風が強く、屋根があおられて大きな音を出していました)、復原にあたっては注意すべきことです。また、芝居小屋の両隣が民家であり、劇場で大きな音を出すためには、何か対策が必要だと思われます。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-35056810923085401852008-03-03T17:35:00.005+09:002008-03-03T17:56:21.453+09:00マテリアル・デザイン2008に記事が掲載されました<a href="http://www.shokokusha.co.jp/mokuji/0650603.html"><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R8u5oDYbR7I/AAAAAAAACl8/w_80OwZ8kcM/s1600-h/%E3%83%9E%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B32008.gif"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R8u5oDYbR7I/AAAAAAAACl8/w_80OwZ8kcM/s320/%E3%83%9E%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B32008.gif" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5173432694718810034" /></a></a><br /><br />ディテール別冊<br />『マテリアル・デザイン2008』<br />建築の素材・材料チェックリスト<br /><br />2月末に彰国社より発刊されました上記雑誌に、<br />YABが、株式会社ACT環境計画の小林洋子氏、林秀樹氏と共同執筆した記事が掲載されました。<br /><br />機能材編のうち、「吸音・遮音材」について事例も交えてご紹介しています。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-49720221943369870552008-02-13T11:23:00.002+09:002008-02-13T15:14:06.148+09:00長岡リリックホールの見学2/6新潟の長岡で騒音対策の仕事があり、翌日は出発まで時間があったため朝9時前から、<a href="http://www.nagaoka-caf.or.jp/lyricfl.html">長岡リリックホール</a>の見学に向かいました。<br />長岡リリックホールは、地域住民が集まる大きな文化施設ですが、長岡の市街地ではなく、信濃川を渡って市街地から数キロ離れた場所に存在します。<br /><br />雪の信濃川を見ようと激しく降る雪の中徒歩で向かいました。商店街は昔で言えば雁木があるために、傘の必要はありません。まだ朝が早いためにどこもシャッターが閉まっていましたが、前日の夜は賑わっており、活気ある商店街といった感じがしました。空店舗もボランティアの事務所となっていたり、長岡空襲の展示室になったりしています。<br /><br />商店街を抜けると、雁木が無くなり、歩道の脇からは融雪装置の水が噴水のように噴出していて非常に歩きにくくなります。3kmほど歩いたところで、信濃川を渡る長さ1km近い橋(大手大橋)がありました。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7JWc08t7SI/AAAAAAAAClE/7U84QCfO34w/s1600-h/IMGP3069.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7JWc08t7SI/AAAAAAAAClE/7U84QCfO34w/s400/IMGP3069.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5166286775797017890" /></a><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7JWk08t7TI/AAAAAAAAClM/wVl_7atMpho/s1600-h/IMGP3075.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7JWk08t7TI/AAAAAAAAClM/wVl_7atMpho/s400/IMGP3075.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5166286913235971378" /></a><br /><br />景色はいいのですが、やはり歩道の噴水と車が雪水をはねるのを避けながら歩くのは大変で、ほかに歩く人は見かけませんでした。<br /><br />橋を超えたところには、地方のバイパス沿いによくある風景が現れました。大型ショッピングセンター、ファミリーレストラン、巨大な看板だらけの道路。これらは、旧市街地を壊していく直接的な原因となるものです。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7JWu08t7UI/AAAAAAAAClU/Xs4DyyaDVSY/s1600-h/IMGP3076.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7JWu08t7UI/AAAAAAAAClU/Xs4DyyaDVSY/s400/IMGP3076.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5166287085034663234" /></a><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7JW1k8t7VI/AAAAAAAAClc/rtFr2BsFAvI/s1600-h/IMGP3077.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7JW1k8t7VI/AAAAAAAAClc/rtFr2BsFAvI/s400/IMGP3077.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5166287200998780242" /></a><br /><br />ショッピングセンターの角を右にまがり、川と平行の道をさらに約2km歩くと、長岡リリックホールの背面に出ました。屋根の曲面が雪の景色と良く合い、とてもきれいです。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7JXAk8t7WI/AAAAAAAAClk/lL1S6JL4Rec/s1600-h/IMGP3078.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7JXAk8t7WI/AAAAAAAAClk/lL1S6JL4Rec/s400/IMGP3078.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5166287389977341282" /></a><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7JXF08t7XI/AAAAAAAACls/Zp48dgB5rVY/s1600-h/IMGP3081.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7JXF08t7XI/AAAAAAAACls/Zp48dgB5rVY/s400/IMGP3081.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5166287480171654514" /></a><br /><br />10時を多少過ぎており、事務所に寄ってみると、ホールの中を案内していただけることになりました。<br />コンサートホールはピアノの調整中でした。壁はワインレッドのビロードのような布で出来ており、ヨーロッパの音楽の楽しい雰囲気が伝わってきます。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7KKj08t7YI/AAAAAAAACl0/W26K_KX74ao/s1600-h/IMGP3085.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R7KKj08t7YI/AAAAAAAACl0/W26K_KX74ao/s400/IMGP3085.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5166344070660746626" /></a><br /><br />2月のスケジュールもかなり埋まっていました。劇場の方は、壁は黒、舞台も黒で、現代演劇空間といった感じです。長岡リリックホールに隣接して、県立美術館もあります。とてもきれいな公園の中にあるために、美しい建物が映えていました。<br />帰りは、タクシーを呼んで帰りましたが、ホテルまで1600円ぐらいと、ちょっと中心市街地からは遠く、市街地のにぎわいに貢献するようにはできていません。<br /><br />最近、江戸の芝居小屋について書かれている『<a href="http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E3%81%84%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%B0%8F%E5%B1%8B%E2%80%95%E8%BF%91%E4%B8%96%E9%83%BD%E5%B8%82%E3%81%AE%E7%A5%9D%E7%A5%AD%E7%A9%BA%E9%96%93-%E5%8F%A2%E6%9B%B8-%E6%BC%94%E5%8A%87%E3%81%A8%E8%A6%8B%E4%B8%96%E7%89%A9%E3%81%AE%E6%96%87%E5%8C%96%E5%8F%B2-%E6%9C%8D%E9%83%A8-%E5%B9%B8%E9%9B%84/dp/458226011X">大いなる小屋</a>』(服部幸雄 著)を読みました。江戸三座は、江戸中心からは離れ、当時では辺鄙な浅草猿若町に在りました。劇場へは屋形船などで渡り、周辺の猥雑な雰囲気の異界空間も含め、芝居を見に来るお客さんを楽しませていたようです。江戸の芝居小屋は、封建社会に生まれた夢空間でしたが、現代の劇場やホールが、現代社会のひずみを融解する異界空間となれるか期待されます。<br /><br />現代は格差社会とよく言われますが、その原因は、基幹の産業が縮小しているために、首都圏に労働人口を吸収できるサービス産業が縮小し、労働人口が供給過剰になってきていることではないかと思います。戦後は地方から大都市に労働人口が移動しました。今度は地方に生産を伴う産業すなわち、農業や漁業や製造業を活性化させることが最も重要で、そうならないと豊かに生きられない社会になっていると感じています。さらに地方独特の食文化と芸能文化が、地方の魅力とコミュニティを形作る重要な要素になります。<br />長岡の製造業の皆様頑張ってください!(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-84229976514947556782008-01-07T15:59:00.000+09:002008-01-07T16:00:43.916+09:00神奈川大学管弦楽団、吹奏楽部の年末年始の定期コンサート新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。<br /><br />2007年最後の聞き収めコンサートは12月27日に鎌倉芸術館で行われた、神奈川大学管弦楽団の第52回定期演奏会でした。そして2008年1月4日にみなとみらいホールで行われた神奈川大学吹奏楽部の第43回定期演奏会で幕が開きました。両方ともにすばらしい演奏でした。<br />管弦楽団の曲目は、ベートーベンの「エグモント」序曲、チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」、ドヴォルジャークの「交響曲第8番」ト長調作品88です。特にくるみ割り人形の後半は、Ⅲ 花の円舞曲は華やいでいて、もう一度聴きたいくらいすばらしかったです。鎌倉芸術館はホールの響きも良かったですが、中庭の竹がとても印象的でした。<br /><br />神大の吹奏楽部は、昨年2007年度吹奏楽全国大会で金賞となった実力です。過去に21回も金賞をとっており、これは大学では全国一位だそうです。<br />曲目はリヒャルト・シュトラウスの「ウィーン市祝典曲」、交響詩「ドン・ファン」作品20、松尾祐孝の「ナジムアラビーノ」、三善晃の「交響三章」より第3楽章、真島 俊夫の「鳳凰が舞う-印象、京都石庭 金閣寺」、この中には全国大会で演奏した曲が入っています。<br />幕間の後は、サキソフォンの須川展也の客演で、石毛里佳の「Muta in Concerto」、真島俊夫の「シーガル」、ララの「グラナダ」、エルガーの行進曲「威風堂々」 第一番作品39、アンコールで、「カバレリアルスティカーナ」、ヨハンシュトラウスの「雷鳴と稲妻」、美空ひばりメドレー、「星条旗よ永遠なれ」でした。須川展也のサキソフォンの透き通るような音色と神奈川大学の学生との音の掛け合いもすばらしかったです。またMuta in Concertoの作曲者の石毛さんがピアノを演奏されましたが、難しいので緊張したとおっしゃっていました。ソロの部分とオーケストラの旋律が螺旋のようにずれていて立体的な動きになっているためです。石毛さんは学生時代、須川展也に吹奏楽を指導を受けていたそうで、若い作曲者で可能性を感じました。すばらしいコンサートで、音楽大学でない総合大学の学生が、よく学問と音楽を両立させているとそれも感心した次第です。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-67304990268999654212007-12-25T15:45:00.000+09:002007-12-25T16:03:03.243+09:00小田急相模原駅文化交流プラザ(おださがプラザ)オープン<a href="http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/simin/bunka/shisetsu/html/odasagaplaza.html">小田急相模原駅文化交流プラザ(おださがプラザ)</a>が、12月2日にオープンしました。弊社は当施設の音響設計を担当いたしました。<br />この施設は同日オープンした小田急相模原駅直結の商業施設『Rac-AL odasaga(ラクアル・オダサガ)』内にあり、交通がとても便利で、またスーパーマーケットを含む商業施設と高層集合住宅との複合施設となっており、人が集まりやすい施設です。さらにこの施設の特徴は、多目的ルームで音楽の練習や演奏会、演劇などの公演が出来るように、防音のための浮き構造を採用したことです。これによって90デシベルほどの音を出すクラシック音楽、軽音楽や歌の練習でも、隣接したミーティングルームや階下の店舗などに音の影響がでないようになっています(ただし、ロック系軽音楽などの場合は100デシベルを超えるような音圧レベルとなるため、会議室や階下の店舗に多少影響が出る場合も考えられます)。<br />この多目的ルームは、12.5m×19.5m、約240平米というかなりの広さがあり、ギャラリーや講演会、また合唱や演奏会、多人数の音楽の練習、演劇の練習、社交ダンス、ハワイアンダンス、エアロビクス、カラオケなど様々な用途に活用することができます。少人数での利用の場合は、2つの可動遮音間仕切りで3室に仕切れるようになっています。可動間仕切りのうちひとつは遮音性能の高いものを使用しています。<br />竣工後の測定では、残響時間は室全体では0.8~1.0秒程度、3室に分割した場合には0.6~~0.7秒程度となっています。室用途が講演からクラシック音楽までを対象としているので、響き具合については声の明瞭性と音楽のための響きを考慮したバランスの取れたものとなっています。オープン以来、たくさんの方にご利用いただいているようです。<br /><br />設計:パシフィックコンサルタンツ株式会社<br />文化施設の内装設計:<a href="http://www.framedesign.co.jp/">フレームデザイン株式会社</a> <br />施工:安藤・藤木・小田急・櫻内建設共同企業体<br /><br />多目的ルーム<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R3CpRNZWggI/AAAAAAAACk0/-z3rc_fTmVM/s1600-h/IMGP2974.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R3CpRNZWggI/AAAAAAAACk0/-z3rc_fTmVM/s400/IMGP2974.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5147800487203340802" /></a><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R3CpMtZWgfI/AAAAAAAACks/znaMnnoPRwk/s1600-h/IMGP2969.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R3CpMtZWgfI/AAAAAAAACks/znaMnnoPRwk/s400/IMGP2969.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5147800409893929458" /></a><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R3CpU9ZWghI/AAAAAAAACk8/LplV2L40284/s1600-h/IMGP2978.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R3CpU9ZWghI/AAAAAAAACk8/LplV2L40284/s400/IMGP2978.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5147800551627850258" /></a>(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-80261859175470244472007-12-25T11:13:00.000+09:002007-12-25T11:16:29.038+09:00ハーフPCaボイドスラブの減衰定数についての論文が日本建築学会技術報告集第13巻第26号に掲載されましたハーフPCaボイドスラブの58箇所の床振動実験を行い、その減衰定数を分析した結果を日本カイザーの堀内さん、ボイドスラブ協議会の佐藤さんと共同執筆いたしました。<br /><br />集合住宅のボイドスラブは、振動減衰波形にうなりを生じているものが多く、単純な対数減衰率から求めることが出来ないために、シュレーダー法による減衰波形から残響時間をもとめ、その値から減衰定数を求めました。その結果、うなりの原因は隣接するスラブの固有振動数が近いために影響を受けていること、またこのハーフPCaボイドスラブの減衰定数はおおよそ1.7%であることが求められました。一般的なコンクリートスラブの減衰定数2~3%の値より小さな値となっていますが、これはボイドスラブの剛性が大梁と比較して大きく、小梁などの減衰要素が無いためと考えられます。環境振動などの影響を考えると減衰定数は大きいほうが良いと思われ、小梁に変わる減衰要素によって減衰を大きくすることも今後の課題と考えられます。<br /><br />分析を指導していただいた信州大学の山下先生、分析に協力をしていただいた同じく信州大学修士課程の森川さんに大変感謝をしている次第です。また論文の評論をしていただいた日本大学の井上先生、鹿島建設の安藤さんにこの場で、感謝の意を表します。<br /><br />この床振動実験は、ボイドスラブの実験方法、その評価方法、振動に関する設計方法などを検討するために行った実験であり、目的に沿って今後とも継続していく所存です。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-51503002379325284182007-12-10T13:59:00.001+09:002008-03-11T10:18:10.496+09:00第13回全国芝居小屋会議に参加ご報告が遅れましたが、11/24~25に川越で開催された全国芝居小屋会議に参加し、木造芝居小屋の音響特性について発表いたしました。<br /><br />11/23には、群馬県渋川市赤城町の上三原田農村歌舞伎を見学しました。2日後にこの会場で、全国地芝居サミットがこの会場で行われる予定で、その日はリハーサル中でした。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zIYo8tO5I/AAAAAAAAChI/POXhrs04oTc/s1600-h/IMGP2823.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zIYo8tO5I/AAAAAAAAChI/POXhrs04oTc/s400/IMGP2823.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5142205200184720274" /></a>リハーサルの様子<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zIfY8tO6I/AAAAAAAAChQ/Z0WroeNJpQ4/s1600-h/IMGP2842.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zIfY8tO6I/AAAAAAAAChQ/Z0WroeNJpQ4/s400/IMGP2842.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5142205316148837282" /></a><br /><br />この屋根は、この日のためだけに3ヶ月もかけて作られたそうです。その後、群馬県みどり市大間々町のながめ余興場を見学しました。ちょうど桐生・みどり地区高等学校合同音楽祭が開催されていて、桐生女子高等学校管弦楽部の演奏を聴きましたが、指揮をしている先生も学生も乗って演奏しているのが良くわかりました。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zIlY8tO7I/AAAAAAAAChY/46zL4KHB5jk/s1600-h/IMGP2847.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zIlY8tO7I/AAAAAAAAChY/46zL4KHB5jk/s400/IMGP2847.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5142205419228052402" /></a><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zIso8tO8I/AAAAAAAAChg/fzCiWyXePT0/s1600-h/IMGP2848.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zIso8tO8I/AAAAAAAAChg/fzCiWyXePT0/s400/IMGP2848.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5142205543782104002" /></a><br /><br />そして11/24には川越のスカラ座で、「講演・事例報告」が行われ、その中で「芝居小屋の失われた音を探して」という題目で発表させていただきました。発表内容は、下記にご紹介します。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zIzo8tO9I/AAAAAAAACho/rtqkZKbGT-o/s1600-h/IMGP2869.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zIzo8tO9I/AAAAAAAACho/rtqkZKbGT-o/s400/IMGP2869.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5142205664041188306" /></a><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zI7Y8tO-I/AAAAAAAAChw/RqOZShDq6bs/s1600-h/IMGP2872.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zI7Y8tO-I/AAAAAAAAChw/RqOZShDq6bs/s400/IMGP2872.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5142205797185174498" /></a><br /><br />その他、山鹿市立博物館館長の木村理郎氏より「八千代座 市民運動と芝居小屋再生について」、全国芝居小屋連絡協議会技術支援部門代表の賀古唯義氏より「芝居小屋の守りかた・活かしかた」、そして早稲田大学演劇研究センター講師 常盤津和英太夫 鈴木英一氏による「歌舞伎の音そして空間について」と常盤津のミニライブで盛り上がりました。<br /><br />講演・事例報告会の後、川越の木造芝居小屋の鶴川座の見学会が行われました。現在の所有者である蓮馨寺の住職が、木造芝居小屋に復原する決意を述べられていました。それは、今回の芝居小屋会議の最大の成果ではないかと考えます。近いうちに、木造芝居小屋に復原する作業が開始されそうな勢いでした。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zJjo8tO_I/AAAAAAAACh4/l_owuKbeQ2A/s1600-h/IMGP2882.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/R1zJjo8tO_I/AAAAAAAACh4/l_owuKbeQ2A/s400/IMGP2882.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5142206488674909170" /></a>鶴川座の見学<br /><br />11/25の総会では、来年復原が完了しオープン予定の兵庫県豊岡市出石町の永楽館が会員となられ、来年の全国芝居小屋会議は永楽館で開催されることが早々に決定しました。<br /><br /><span style="font-weight:bold;">私の発表内容を下記にご紹介します。</span>発表は神奈川大学建築学科寺尾研究室の4年生高見鉄兵君と共同で発表いたしました。<br /><br />----------------------------------------------------<br />●はじめに<br /><br />昨年より、劇場演出空間技術協会(JATET)に、建築家の山崎先生が中心となり「木造劇場研究会」が発足し、木造芝居小屋を主な対象として研究が始まりました。<br />昨年、全国芝居小屋会議に出席し、初めて嘉穂劇場と八千代座という木造芝居小屋を体験しました。嘉穂劇場は三井三池炭鉱の街にあり、昔は周辺に40軒ほども木造芝居小屋があったと聞き大変興味を持ちました。また、今年の四月には金毘羅大芝居を観劇しました。そしてこの夏には実際に芝居小屋の音響測定を致しました。測定に先立ち神奈川大学の建築学科の寺尾教授にご協力を依頼し、またカメラマンであり「芝居小屋大向こうの会」の永石さんの熱意で実現しました。<br /><br />●建築音響学の歴史<br /><br />建築音響学の歴史は、ボストンシンフォニーホールの音響設計をしたSabineの残響理論に始まると言われています。竣工は1900年、今から約100年前です。そのホールは現代でも、3大ホールの一つと言われています。その他は1870年に出来たウイーンのムジークフェラインザール、1888年に出来たアムステルダムコンセルトへボーです。<br />実は、音響設計といっても残響時間しか考えていないボストンシンフォニーのすばらしさは、偶然の賜物でした。その後1962年に出来た、ニューヨークフィルハーモニーホールは、世界中のホールを調査して設計されたもので、その調査結果は世界的名著になりましたが、ホール自体の評判は悪く、4回も改修したのち、さらに全面改修が行われ1976年にエヴリフィッシャーホールと言う名称に変更されています。当初のホールの形は、たる型でしたが、現在は長方形のような形です。そのニューヨークフィルハーモニーの翌1963年に開館したベルリンフィルハーモニーは評判がよく、それをたたき台にして1986年に日本でサントリーホールが竣工しています。<br />ホールは残響時間だけではなく、直接音と、直接音から50ms~80ms以内に到来する初期反射音、それに側方の反射音が非常に重要と言うことがやっと1960年代にわかってきました。日本では1957年の杉並公会堂以来、たくさんの多目的ホールができ、1961年の東京文化会館で1つの技術的なピークを迎えました。その後、多目的ではない、目的を明確にしたホールが要求されるようになり、現在では質の高いコンサートホールがたくさん出来てきています。<br />これまで我々音響技術者は、ヨーロッパのモーツアルトやベートーベン、またブラームスの時代のクラシック音楽を対象として、しかもかなり大きなホールを前提に、好ましい豊かな響きが得られることを主な目的とし、残響の長いホールを目指して設計を行ってきました。ところが、木造芝居小屋は、床は畳、壁は障子や襖、天井は無いような、あるような、いずれにしても吸音性の材料で出来ています。残響が長いわけがありません。木造芝居小屋は、今まで音響技術者が求めてきたものとは正反対のものでした。<br /><br />●実験の目的<br /><br />日本の伝統芸能を育んできた木造芝居小屋と、現代の一般的な形の多目的劇場の音響測定を行い、その音響的特徴を比較しながら確認しました。測定を行った木造芝居小屋は岐阜県の中津川市および下呂市にある4座で、鳳凰座、白雲座、常盤座、明治座です。多目的劇場は、横浜市磯子区民センターの杉田劇場にご協力いただきました。もともとこの敷地には戦後に同じ名前の杉田劇場という木造芝居小屋があり、それが名前の由来となっています。<br /><br />一般的に、音響上の物理的指標は、残響時間周波数特性がよく用いられますが、今回の実験の大きな特徴は、その他に劇場空間の音のインパルス応答を求めたことにあります。インパルス応答とは、拍子木の音のようなパルス音を舞台上で発し、客席でその直接音と壁や天井からの反射音の時間的経過を表したものです。しかもそのパルスは大きさが1で、時間がゼロといった物理的な基準を持つパルスであるために、その劇場に対するインパルス応答は無響室録音した音楽や音声とコンピュータ上で重ね合わせることで、あたかもその劇場の客席で演奏や話を聞いているようにシミュレーションできるものです。そのシステムによって、様々な音を用いて各地の劇場の音を再現し、耳で比較することができるようになります。今回は、日本の伝統的な楽器である三味線と、もっとも響きが必要と思われるヴァイオリンの無響室録音した音を用いています。三味線は、同日に講演される常磐津和英太夫さんと常磐津菊与四郎さんにお願いして、神奈川大学の無響室で録音を致しました。<br /><br />クラシック音楽のための最適残響時間という指標では、残響の少ない木造芝居小屋を評価することはできません。しかし実際、日本の伝統的な音楽に対して、それを育ててきた木造の残響時間はどう評価されるのか、やはり短いと感じるのか、それとも好ましく感じるかどうか、耳で聞いて確認をしてみようというのが実験の主旨です。<br /><br />発表では、ここで木造芝居小屋4座と杉田劇場の音を聴いて比較していただきました。<br /><br />残響時間測定結果の紹介、 杉田劇場は音響反射板設置時のものです。<br />平均吸音率の測定結果の紹介<br />無響室録音の演奏音<br />インパルス応答測定結果<br />シミュレーション結果<br />明治座の三味線、杉田劇場の三味線<br />明治座のヴァイオリン、杉田劇場のヴァイオリン<br />鳳凰座、白雲座、常盤座、杉田劇場の三味線<br />鳳凰座、白雲座、常盤座、杉田劇場および無響室録音のヴァイオリン<br /><br />●まとめ<br /><br />私の感想としては、木造芝居小屋の三味線の音は自然な印象ですが、残響の長い杉田劇場で演奏した三味線の音は、風呂の中で歌っているような、あるいはオペラを歌っているような感じです。ヴァイオリンの音色に関しては、芝居小屋ではクリアな音ですが、杉田劇場では朗々として空間を充満させています。このヴァイオリニストにもある程度評判はいい劇場です。<br />何ゆえ、芝居小屋の三味線は自然に聞こえるかは、これからの研究テーマです。考えられるのは、三味線の無響室録音の音の波形は魚の骨のように分離していますが、ヴァイオリンの音は連続しているためではないかと思っています。音が分離していれば残響が短いほうが、その特徴を保持できます。しかしヴァイオリンの連続音はホールの拡散音で補強されることを期待しているのではと想像しています。しかし、このような仮説を立ててもすぐ覆される別の状況もあります。たとえば、篠笛や尺八は連続音ではあるが、どのような空間が好ましいのか?ピアノは打撃音なので、どちらかと言うと不連続音ですが、これはどうか?二胡はヴァイオリンのような弓で弾く楽器ですが、どのような音響空間が好ましいなのか?<br /> さらに、最近はヨーロッパで屋外のコンサートが流行っていると、ある音楽家がラジオの対談で言っていました。ヴァイオリンの音にあわせて、小鳥も鳴いて、とても気持ちが良いそうです。しかし屋外ですから、ホールのような響きはありません。以前、ウイーン郊外のホイリゲという屋外のレストランでワインを飲んでいた時に、ヴァイオリンの流しが来て、ヨハンシュトラウスを聞かせてくれたことがあり、これも気持ちが良かったです。したがって、楽しむという状況さえあれば、音の場合にはかなりいろいろ許されると言うことではないかと思います。<br /><br />そこで今日のタイトルですが、「芝居小屋の失われた音をさがして」は、私がつけたテーマではないのですが、感心しています。これは、我々音響技術者に向けた警告と受け取れます。要するに、芝居小屋のような空間が現在ほとんどなくなってしまった、それが問題です。三味線は、そのような空間で聴くのが自然に聞こえるからです。おそらく、そのほかの楽器、琵琶、尺八や和太鼓なども木造芝居小屋の中で演奏されるのが、現代の多目的劇場で演奏されるより自然であろうと思います。それならば、インドの音楽はどうなのか、中国の音楽はどうなのか、様々な音楽に対して、建築音響学はまだ対応していないことがわかります。<br /><br />音楽や演劇の歴史は4000年、建築音響学の歴史は100年です。今日は残響について主に御話をしましたが、芝居小屋には、コンサートホールには無い、もう一つ大きな特徴があります。それは音の方向感があることです。シューボックスタイプのコンサートホールは後のほうで聞くと、楽器の音が舞台の大きさの綿飴のような感じになって聞こえます。それはハーモニーを大事にするからですが、音の方向感は薄れます。臨場感は音の方向感も重要な要素です。木造芝居小屋では、残響が少ない分、直接音成分が多く、音の方向感が出てきます。しかも舞台は花道で、演者は客席まで入り込んで演じます。お客さんの前後左右から音が飛び交います。これもすばらしい特徴です。しかしこの特徴も、マイクで拾って、スピーカーから音を出すと消えてしまいます。声を発している人から聞こえないで、スピーカーの方向から聞こえてしまうのです。これは気をつけねばいけない事柄の1つです。<br /><br />9月のはじめにイスタンブールに音響学会の発表のために行って来ましたが、イスタンブールでは、ザーズと言うマンドリンのような民族楽器をもって歩いている人が結構います。それは楽器ですか、と聞くと、ケースから出して弾いてくれる人もいました。みやげ物屋にも、このザーズが置かれていて、お店の人が弾いてくれたりします。楽器屋さんでは、このザーズが天井一杯にぶらさがっており、それ以外にザーズより少し大きい楽器と、柄が折れている琵琶のような楽器がほとんど、後は太鼓やアコースティックギターがあり、電気楽器は少ないです。日本では、町を御歩いている人が持っている楽器はほとんどがエレキギターです。三味線を持っている人に会うのは京都の祇園ぐらいではないでしょうか。<br />改めて日本の文化と木造芝居小屋を見直していく所存です。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-18210918230320120772007-11-07T14:37:00.000+09:002007-11-07T14:44:42.302+09:00第十三回全国芝居小屋会議川越大会にて発表いたします11/23(金)~25(日)に開催される、第十三回全国芝居小屋会議川越大会にて、発表させていただく予定です。<br /><br />発表日時は、11/24(土)15:20~17:00<br />「芝居小屋の失われた音をさがして」というタイトルで、<br />下記の内容(芝居小屋会議チラシより引用)となっております。<br />-------------------------------------------------------<br />日本の芸能は日本の空間で育った。日本固有の「芝居小屋」や「座敷」などいわゆる「日本の空間」の持つ性質と、そこで育まれた芸能のあり方は不可分である。その日本固有の芸能空間である木造芝居小屋の音響測定を行い、映像と共にその音響的特性を示して、日本の劇場的空間について議論を行う。さらに様々な分野の方から江戸の芝居小屋空間の研究発表等と合わせて、近代(西洋)化により失った日本固有の空間の魅力を浮彫りにし、これからの劇場空間のあり方を示す。<br />-------------------------------------------------------<br /><br />この会議は、全国各地の古い芝居小屋の保存と再興を考えるもので、昨年も参加させていただきました。<br />その時の様子はこちら。<br /><a href="http://yab-onkyo.blogspot.com/2006/11/121.html">第12回全国芝居小屋会議(1)</a><br /><a href="http://yab-onkyo.blogspot.com/2006/11/122.html">第12回全国芝居小屋会議(2)</a><br /><br />ご興味のある方は、ぜひご参加ください。<br />なお23日は、プレイベントとなっています。<br />お問い合わせは下記まで。<br /><br />問い合わせ先:全国芝居小屋連絡協議会 事務局<br />       0277-73-1195<br />当日連絡先:049-223-0733 スカラ座内<br /><br />全国芝居小屋会議川越大会の<a href="http://www.kahogekijyo.com/topics/kaigi.html">詳細はこちら</a>。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-48741041473364479752007-11-05T15:23:00.000+09:002007-11-05T15:28:04.641+09:00和太鼓の練習場『太鼓の里 響和館』オープン400年の歴史のある<a href="http://www.asano.jp/">浅野太鼓楽器店</a>の祐天寺の和太鼓の練習場<a href="http://www.asano.jp/kyouwakan/">『太鼓の里 響和館』</a>がこの10月19日にオープン致しました。弊社は、その音響設計・工事監理を担当いたしました。<br />設計に先立ち、浅野太鼓楽器店本社において、様々な和太鼓の音の大きさや周波数特性を計測いたしました。5名で演奏した場合には125Hz帯域で120dBを超えるような音圧レベルが発生することがわかり、音楽のジャンル中で最も大きな音を出すものだと思います。ロックバンドの演奏よりも大きな音です。<br />このような大きな音を出すことのできる練習場を設置できる場所は限られます。この『太鼓の里 響和館』は、駒沢通りに面して立つワンルームマンションの建物の地下にあります。この建物の1階は宅配ピザ屋となっており、上階の住宅とこのマンションの地下で練習場にはドライエリアがあり、隣接する住宅に音が伝搬しないように特に配慮いたしました。<br />竣工検査時には、およそ15名で和太鼓をたたいて検査を行いました。ドア外やドライエリア、2階の住宅など、様々なところで測定いたしましたが、設計当初の目標を満足した結果となっております。耳でも聞いて確認いたしましたが、ほぼ聞こえない状態となっています。<br />太鼓の里響和館が栄え、練習に参加した地域の子供たちが、元気に健やかに成長することを祈っております。<br /><br />設計:<a href="http://www.bxinc.co.jp/">株式会社ビーエックス</a> 馬場祐三氏<br />工事:<a href="http://www.sona.co.jp/">株式会社ソナ</a>(音響工事専門の工事会社)<br /><br /><br />オープニングパーティの日<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Ry63i-DUBKI/AAAAAAAACgo/DjPy2d0hEd4/s1600-h/IMGP2654.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Ry63i-DUBKI/AAAAAAAACgo/DjPy2d0hEd4/s400/IMGP2654.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5129238837021901986" /></a><br /><br />竣工時の測定の様子(1)<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Ry63euDUBJI/AAAAAAAACgg/soyXcvTdPAA/s1600-h/IMGP2633.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Ry63euDUBJI/AAAAAAAACgg/soyXcvTdPAA/s400/IMGP2633.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5129238764007457938" /></a><br /><br />竣工時の測定の様子(2)<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Ry63YODUBII/AAAAAAAACgY/4U178_bn6UU/s1600-h/IMGP2630.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Ry63YODUBII/AAAAAAAACgY/4U178_bn6UU/s400/IMGP2630.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5129238652338308226" /></a>(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-34175758005215754022007-10-01T16:14:00.000+09:002007-10-01T16:18:22.667+09:00展覧会「THIS PLAY!」 21_21 DESIGN SIGHTの印象 東京ミッドタウンにある<a href="http://www.2121designsight.jp/">21_21 DESIGN SIGHT</a>において、財団法人 三宅一生デザイン文化財団主催の「<a href="http://www.2121designsight.jp/schedule/this-play.html">THIS PLAY!</a>」という展覧会が開催された。その展示で、音響デザインを担当された作曲家の畑中正人氏と、ヤマハの音響の清水寧氏の講演が9月21日18時半からありました。<br /><br /> 展示に使用されている音楽は、ゆったりとしたリズムのきれいなピアノ曲です。それが天井や壁などあちこちから、清水さんの言葉でいうと、音のプラネタリウムのように、星の光がふってくるように時々聞こえてくるものです。その原理は、指向性のトーンゾイレ型スピーカから放射方向を制御しながら、壁や天井に向かって放出し、反射した音が聞こえてくるものです。音が来る方向にはスピーカはなく、宇宙的な不思議な空間の広がりを感じさせるものです。<br /> <br /> 展示室はいくつかの部屋に分かれていて、服に関係したディスプレイ風の展示とそれに合わせた音響―音楽があります。ある部屋は小鳥のさえずりと木の葉ずれの音で部屋を充満させ、55dBAもあるそのノイズにより隣から来る音を「やわらかく」遮音(マスキング)しているそうです。55dBAは、普通に考えると、うるさく感じる騒音の音量ですが、非常に自然に聞こえます。建物は安藤忠雄氏の設計によるもので、例のごとくコンクリート打ち放しのために残響が長い空間なのですが、このノイズによってその残響の長さを感じさせないようになっています。この方法には可能性を感じました。<br /> <br /> 私は清水さんに、宇宙的な音響空間とこのノイズの可能性を評価したうえで、しかし安藤忠雄氏の空間は静かそうに感じるが実は騒々しく、また聴覚的には自然の中にいるようだけれど、視覚的には単なるコンクリートの空間の中であり、双方ともトリックのようだと伝えました。視覚空間と聴覚空間は、本来は一致すべきであると思います。<br /><br /> この方法は、このような特殊な空間では実験的に可能性を開くものと考えられるし、また商業施設などにおいても、騒々しい中で空間を分けて個々の空間を作り出す可能性があります。ただ、講演でも質問がありましたが、事務所または住宅などでは、このような方法で(自然の中の美しい音を使って)「柔らか」な騒音対策を試みても、普段は存在しない音に対しての違和感が出てくるように思います。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-39449924182671626132007-09-07T14:55:00.000+09:002007-09-07T15:34:44.029+09:00JATETフォーラム2007に参加しました<a href="http://www.jatet.or.jp/com/forum/JF2007/">JATET FORUM2007</a>が「舞台技術の今後の方向性」というテーマで、9月4日(火)~5日に、日本大学理工学部1号館6階CSTホールで開催されました。<br />弊社は2日連続で発表をさせていただきました。初日は「建築音響技術の変遷」、2日目は「木造芝居小屋の音響特性」というテーマです。当日会場には、200名定員数を超える聴講者が集まり、大変な盛況でした。<br /><br />当日発表に使用した建築音響技術の変遷の資料を下記に記しておきます。この年表は、まだまだ不十分なものであり、随時追加訂正を行っていければと思っております。この年表を作成するに当り、たくさんの音響の専門家の方々からご指導いただき、大変感謝しております。また芝居小屋の音響特性の内容につきましては8/20付けブログで記しておりますが、詳しい分析結果はまた別の機会に記したいと考えています。<br /><br /><a href="http://www.yab-onkyo.co.jp/naiyo/kenkyu/20070904JATETFORUM.pdf">発表資料(建築音響学年表)はこちらからダウンロード</a><br /><br /><a href="http://www.yab-onkyo.co.jp/naiyo/kenkyu/20070904JATETFORUM_happyo.pdf">発表原稿はこちら</a>(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-13645606424566617232007-09-07T14:53:00.000+09:002007-09-07T14:54:42.235+09:00日本建築学会2007年度九州大会<a href="http://news-sv.aij.or.jp/taikai/2007/">日本建築学会2007年度九州大会</a>が、福岡大学七隈キャンパスで、8月29日(水)~31日(金)まで開かれました。私は、ちょうどインターノイズ2007と日程が重なってしまいましたので、残念ながら直接足を運ぶことはできませんでしたが、弊社が共同執筆をいたしました「ボイドスラブの減衰定数」というタイトルの論文を、日本カイザーの堀内さんが、最終日に発表されました。なお同様のテーマで、さらに推敲した原稿が建築学会の技術報告集に採用され、12月号に掲載予定となっています。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-36198105108317564992007-09-04T15:23:00.000+09:002007-09-06T17:27:07.367+09:00インターノイズ2007 イスタンブールに参加しましたインターノイズ2007(The 36th International Congress & Exhibition on Noise Control Engineering )が トルコのイスタンブールで、8月28日から31日まで開かれました。講演者は530名、ポスター発表は60名で、私はポスター発表を8月29日10:00から16時まで行いました。発表のテーマは「インパクトボールの衝撃による、ボイドスラブの振動評価V値の推定」というものです。インパクトボールの落下による衝撃力は力積が推定できることを示し、歩行実験の応答加速度から歩行の力積を、ボール落下の力積と応答加速度の関係から導いています。ボール落下の力積と応答加速度はかなり線形性が見られるが、反発係数は多少非線形の傾向があり、力積を推定するために、反発係数の非線形性を取り込んでいます。ボイドスラブを評価するためには、ボールを落下高さ1.0mから実際のスラブに落下させ、その振動応答加速度と周波数をもとめ、構造計算規準に示されている歩行の力積2.94N・secとボール落下1mの力積とを比較して、歩行の応答加速度を推定し、振動評価を行う方法を示しました。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rtz6FCc7ADI/AAAAAAAACbo/TzHuQmNBDIc/s1600-h/IMGP2106s.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rtz6FCc7ADI/AAAAAAAACbo/TzHuQmNBDIc/s400/IMGP2106s.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5106231041995767858" /></a><br />会場の前にて<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rtz6KSc7AEI/AAAAAAAACbw/E8wZoiPMEFs/s1600-h/IMGP2120s.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rtz6KSc7AEI/AAAAAAAACbw/E8wZoiPMEFs/s400/IMGP2120s.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5106231132190081090" /></a><br />発表の様子<br /><br />以下、発表したポスターです。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rt0ADyc7AII/AAAAAAAACcQ/oq6P4HSFcUU/s1600-h/poster_yab1.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rt0ADyc7AII/AAAAAAAACcQ/oq6P4HSFcUU/s400/poster_yab1.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5106237617590698114" /></a><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rtz-tSc7AHI/AAAAAAAACcI/psTesAJOLgg/s1600-h/poster_yab2.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rtz-tSc7AHI/AAAAAAAACcI/psTesAJOLgg/s400/poster_yab2.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5106236131532013682" /></a><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rtz6xCc7AGI/AAAAAAAACcA/VoQ8WQAVvlE/s1600-h/poster_yab3.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rtz6xCc7AGI/AAAAAAAACcA/VoQ8WQAVvlE/s400/poster_yab3.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5106231797910012002" /></a><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rtz6bSc7AFI/AAAAAAAACb4/UeY__QEyn-A/s1600-h/poster_yab4.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rtz6bSc7AFI/AAAAAAAACb4/UeY__QEyn-A/s400/poster_yab4.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5106231424247857234" /></a><br /><br /><a href="http://www.yab-onkyo.co.jp/naiyo/kenkyu/poster_yab.pdf">ポスターをPDFでダウンロード</a>(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-13536523355373185652007-08-20T14:21:00.000+09:002007-08-20T14:34:15.441+09:00ライブ カンボジアの天使が舞い降りるJAPAN TOUR Vol.3を見て 8/19(日)14:30~18:30まで、カンボジアの天使が舞い降りるJAPAN TOUR Vol.3のライブが、日暮里サニーホールでありました。主催はNGO MAKE THE HEAVEN、弊社はこの企画に対し、日暮里サニーホールを紹介して協力させていただきました。<br /> このカンボジアの子供たち25名は、NCCLAという孤児院にいて、孤児院の御父さんが経営しているイタリアレストランで民族舞踊を披露して、食費や学 費を作り出しています。その子供たちをNGOが招待して、日本で公演をしました。今回が3回目です。子供たちの踊りはなんとも輝いていて、皆エンターテ ナーで、衣装も素晴らしく、感動いたしました。そのほかに、障害者のパーカッションバンド、ディジュリドウ奏者、ギター演奏などがあり、またお客さんも一 緒になって全員で踊ったりもしました。<br /><br /><br><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RsknQic66WI/AAAAAAAABoo/rnWHroHmkxw/s1600-h/japantour0819+061.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RsknQic66WI/AAAAAAAABoo/rnWHroHmkxw/s400/japantour0819+061.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5100651218053294434" /></a><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RsknKyc66VI/AAAAAAAABog/j8ubjZwDdFM/s1600-h/japantour0819+041.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RsknKyc66VI/AAAAAAAABog/j8ubjZwDdFM/s400/japantour0819+041.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5100651119269046610" /></a><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RsknVyc66XI/AAAAAAAABow/iiRDXkJrZVY/s1600-h/japantour0819+075.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RsknVyc66XI/AAAAAAAABow/iiRDXkJrZVY/s400/japantour0819+075.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5100651308247607666" /></a><br /><br /> 客席の半分は段床になっていますが、半分は平土間のままで椅子がなく、観客はそこに座って見ていました。そのようにすることで、出演者の子供たちが、 座っている観客の中に入り込んできたり、客席で踊りを踊ったりすることが出来るようになり、固定された椅子の場合とはまったく違った演出が出来るのだと感 心しました。NGO MAKE THE HEAVENの代表は軌保博光氏あらため「てんつくマン」といい、吉本興業にもいた芸人で、カンボジアの支援(学校つくり、井戸掘り、地雷撤去など)と地 球環境問題にたいして行動している活動家、最近では地球温暖化対策のためのチラシを3000万枚配ったことでも知られています。今日はとにかくカンボジア の子供たちと彼からエネルギーを頂いた感じがしています。今日に続き、岐阜の各務原、福岡市、香川の小豆島(NGOの本拠地)で、公演があるそうです。成 功をお祈りいたします。また日暮里サニーホールには共催をしていただき、いろいろ便宜を図っていただき、大変感謝している次第です。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-28079568498609896582007-08-20T13:58:00.000+09:002007-08-20T15:09:31.285+09:00木造芝居小屋の音響測定日本の伝統芸能を育んできた木造芝居小屋と、現代の多目的劇場の音響測定を行い、木造芝居小屋の音響的特徴を確認するための音響実験を行いました。<br /><br />測 定を行った木造芝居小屋は岐阜県にある4座で、鳳凰座、白雲座、常盤座、明治座です。測定は8月1日、2日に行いました。多目的劇場のサンプルは横浜市 磯子区民センターの杉田劇場で、測定は7月15日に行いました。測定項目は、残響時間、音圧分布、インパルス応答。無響室録音した浄瑠璃常磐津三味線と ヴァイオリンの音楽を、明治座と杉田劇場でそれぞれ計測したインパルス応答に畳み込み、あたかもその場所で演奏したような音を作り出し、耳で比較して確認 します。なお杉田劇場(音響反射板設置状況)の残響時間は1.42秒/500Hz空席、中津川市明治座は0.59秒/500Hz空席でした。<br /><br /><br />■鳳凰座<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RskhCSc66PI/AAAAAAAABnw/OkD0ONglJwY/s1600-h/A2s.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer;" src="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RskhCSc66PI/AAAAAAAABnw/OkD0ONglJwY/s400/A2s.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5100644376170391794" border="0" /></a><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RskhJyc66QI/AAAAAAAABn4/oO1XIuEYfiQ/s1600-h/%EF%BC%A16s.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RskhJyc66QI/AAAAAAAABn4/oO1XIuEYfiQ/s400/%EF%BC%A16s.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5100644505019410690" border="0" /></a><br /><br />■白雲座<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RskhTCc66RI/AAAAAAAABoA/AOnTtryJcTw/s1600-h/B3s.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer;" src="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RskhTCc66RI/AAAAAAAABoA/AOnTtryJcTw/s400/B3s.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5100644663933200658" border="0" /></a><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rskhcic66SI/AAAAAAAABoI/wOPaWC_9U2w/s1600-h/B20s.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer;" src="http://bp3.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rskhcic66SI/AAAAAAAABoI/wOPaWC_9U2w/s400/B20s.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5100644827141957922" border="0" /></a><br />■常盤座<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rskgkyc66NI/AAAAAAAABng/rezthAEgAmw/s1600-h/C3s.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rskgkyc66NI/AAAAAAAABng/rezthAEgAmw/s400/C3s.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5100643869364250834" border="0" /></a><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rskg3Cc66OI/AAAAAAAABno/F8nOqIy_GUQ/s1600-h/C12s.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer;" src="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rskg3Cc66OI/AAAAAAAABno/F8nOqIy_GUQ/s400/C12s.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5100644182896863458" border="0" /></a><br /><br />■明治座<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rskjtyc66TI/AAAAAAAABoQ/kgfM7OvKZsY/s1600-h/D4s.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer;" src="http://bp0.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rskjtyc66TI/AAAAAAAABoQ/kgfM7OvKZsY/s400/D4s.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5100647322517956914" border="0" /></a><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rskj6Sc66UI/AAAAAAAABoY/d9MLT2iQbng/s1600-h/D17s.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer;" src="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rskj6Sc66UI/AAAAAAAABoY/d9MLT2iQbng/s400/D17s.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5100647537266321730" border="0" /></a><br />以上の写真撮影:永石 秀彦氏<br /><br />■杉田劇場<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RskvwCc66YI/AAAAAAAABo4/BPVGMQlk9_M/s1600-h/IMGP1787.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp1.blogger.com/_URm91RK2NxQ/RskvwCc66YI/AAAAAAAABo4/BPVGMQlk9_M/s400/IMGP1787.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5100660555312195970" /></a><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rskv4Sc66ZI/AAAAAAAABpA/XtE5qsG9MRY/s1600-h/IMGP1800.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rskv4Sc66ZI/AAAAAAAABpA/XtE5qsG9MRY/s400/IMGP1800.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5100660697046116754" /></a><br /><br />測定は神奈川大学建築学科寺尾研究室、JATET木造劇場研究会、芝居小屋・大向こうの会(全国芝居小屋連絡協議会会員)の3団体の共催で行われました。<br />測定に当っては次の方々に大変御世話になりました。記して感謝の意を表します。<br />測 定をしていただいた神奈川大学寺尾研究室の関根助手、4年生の高見鉄兵氏、浄瑠璃常磐津を無響室で謡っていただいた鈴木和英太夫(鈴木英一氏)、三味線 の菊与志郎(柴田 満氏)、無響室録音データを提供していただいた東急建設 、測定場所を提供していただいた杉田劇場の館長 中村牧氏、鳳凰座・白雲座の 2座は中川ひとみ氏(下呂市教育委員会・社会教育課)、常盤座は吉村和昌氏(中津川市福岡総合事務所 文化スポーツ課)、明治座は今井康二氏(中津川市加 子母総合事務所 文化スポーツ課)、段取りと測定風景写真の撮影をしていただいたカメラマンの永石秀彦氏(芝居小屋・大向こうの会)。<br /><br />な おこの分析結果は、JATETフォーラム2007(9/4、9/5)で発表する予定です。場所は日本大学理工学部1号館6階CSTホール(千代田区神田 駿河台1-8-14)で行われます。申し込みは劇場演出空間技術協会(JATET) TEL:03-5289-8858、FAX:03-3258- 2400、E-mail:info@jatet.or.jp で出来ます。お知らせまで。またJATETフォーラムについては、URL:<a href="http:%20//www.jatet.or.jp/">http: //www.jatet.or.jp/</a>で、ご覧になれます。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-41053566363599875882007-06-19T10:42:00.001+09:002008-02-13T15:09:01.244+09:00橋本典久 著『近所がうるさい!騒音トラブルの恐怖』  著者は、床衝撃音の予測法を開発していたことで有名な音響技術者です。この本では、1974年に起こった有名なピアノ殺人事件など、近隣騒音を原因とす る殺人事件や傷害事件の多数の例を示し、事件までの過程を細かく紹介し、その原因の検証を行っている。現状ではその対策方法は極めて難しいと述べている。<br />  事 件を起こすような人の多くは、日常的に外部に心を閉ざしていて、騒音の加害者(騒音発生者)が自分を攻撃している、ないし嫌がらせされているといった妄 想を懐くようになり、ついには事件を引き起こす。しかし、事件を引き起こさないまでも、騒音被害者は攻撃されているといった妄想を抱く段階に至っている状 況も多く、その多くの場合、騒音加害者側が被害者側に対して思いやりが不足している。昔のように地域のコミュニケーションが存在していれば、解決までいか なくとも、御互いが遠慮しあうこともある。近隣騒音の問題は、音の大小より心理的な問題が大きく、コミュニケーションが存在しない場合には、近隣騒音の問 題は攻撃的な性格を帯びるようになる、という。被害者も、音に囚われてしまっている状態であることを冷静になって考えてみる必要がある。騒音対策技術で は、効果に限界がある。また役所の環境課や、裁判でもほとんど解決不能である。他人の騒音を許さない社会を目指す限り、騒音事件は増える一方である。日本 人は音に対して従来は寛容な民族であったのだから、昔に戻って、音がうるさいのはお互い様、という社会をつくってゆかねばならないと述べています。もちろ ん著者は、音の大きさが問題となっている騒音と、近隣騒音のような心理的要素によりうるさいと感じる煩音を分けて考え、単にうるさくてもガマンしろと言っ ているわけではありません。筆者は『最後に、騒音事件のない社会の実現を願ってあえて言いたい。“音がうるさくて何が悪い”』と締めくくっています。<br /> <br />  こ の本の内容は、スリラー小説よりもぞっとするし、不安感も懐かせるものです。われわれ音響技術者は、技術的面から生活環境の快適性を向上させていく責務 があります。特に集合住宅の音環境は重要な問題です。しかし、生活者としては地域のコミュニケーションが機能している社会を目指すべきだと思います。例 えば、ヨーロッパの音楽を含む芸能文化はその一翼を担えるのではと思います。芸術は個人の思いを他の人たちと共有化することですが、それを地域的なもの として発展させることです。昔からある地域の御祭りはその機能を持つ典型的な文化です。劇場も地域文化を支える拠点になればいいと願っています。<br /><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rnc2J8IKjkI/AAAAAAAAAXg/RnLnBUDhfEw/s1600-h/kinjo.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer;" src="http://bp2.blogger.com/_URm91RK2NxQ/Rnc2J8IKjkI/AAAAAAAAAXg/RnLnBUDhfEw/s400/kinjo.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5077586649270619714" border="0" /></a><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/%E8%BF%91%E6%89%80%E3%81%8C%E3%81%86%E3%82%8B%E3%81%95%E3%81%84-%E2%80%95%E9%A8%92%E9%9F%B3%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%81%90%E6%80%96-%E6%A9%8B%E6%9C%AC-%E5%85%B8%E4%B9%85/dp/4584121168">『近所がうるさい!騒音トラブルの恐怖』</a><br />八戸工業大学大学院教授橋本典久 著 <br />発行所 KKベストセラーズ2006年7月発行 819円(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-90388422580741740032007-06-11T16:00:00.000+09:002007-06-11T16:12:14.621+09:00和太鼓「鼓遊」のコンサート 6/10(日)和太鼓「<a href="http://koyu1998.hp.infoseek.co.jp/index.html">鼓遊</a>」のコンサートが稲城市の駒沢学園記念大講堂でありました。<br /> <br /> 「鼓遊」は、稲城市を拠点とする和太鼓のグループで、この会を率いている、頭の木崎さんは普段は酒屋さんを本業としていらっしゃいますが、稲城市地域社会の文化・芸術の発展向上と共に次世代を担う子供達の心の健全育成を目的に活動されています。<br /><br />  この日、大講堂は満席となり、すばらしい演奏を見せてくれました。第二部には障害者グループの「友遊クラブ」の演奏もありました。木崎さんは最後の挨拶 で、小学生や中学生がたくさん来てくれたことへの感謝と、太鼓を若い人に広げるのが夢だといっていました。地域のコミュニティーがほとんど無くなってし まっていることから、このような活動は非常に重要なことだと思います。鼓遊のグループは、ほとんどが女性で、男の子が少ないのは残念です。<br /><br />  鼓遊とは、練習所の音の問題の相談を受けたことで知り合いました。和太鼓の一般への浸透は歓迎すべきことですが、その音の大きさでは近隣問題になる可能 性もあります。和太鼓の音は一般的にはお祭りがイメージされますが、しかしその感じ方は人によって異なります。騒音と認識されるかどうかは、地域コミュニ ティーがしっかりとしているかどうかによっても、影響を受けます。(有)YAB建築・音響設計http://www.blogger.com/profile/01952302782834043230noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-26834490.post-38796481019858570482007-06-11T15:56:00.000+09:002007-06-11T16:00:13.641+09:00神奈川大学吹奏楽部2007サマーコンサート 6/8(金)横浜みなとみらいホールで、神奈川大学吹奏楽部のコンサートがありました。非常勤講師として教えている神奈川大学建築学部の学生にも、吹奏楽部の学生がおり、練習を見させてもらったこともあります。<br /><br /> 前半は寺井尚行作曲 『ウインドオーケストラのための「時間が空間を舞う(ときがそらをまう)」』、福島弘和作曲 『アイヌ民謡「イヨマンテ」の主題に よる変奏曲』、2007年度全日本吹奏楽コンクール課題曲より、真島俊夫作曲 『鳳凰が舞う-印象、京都 石庭 金閣寺』で、後半はヨハン・セバスチャ ン・バッハ作曲『トッカータとフーガ ニ短調BWV565』、クロード・ドビュッ